蜂のこと その5

●蜂を飼うこころ

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養蜂家はこれまでに海外のあちこちの養蜂を視察してきたといいます。パリのリュクサンブール公園では市が主催をするはちの講習会があるそうです。これに参加するのは高校生以下の生徒たちから55歳以上の定年を迎えた人たちなど、おおよそ500名ぐらいの人々が集まるそうです。視察には日本の養蜂業界の人たちと出向くのだそうですが、どこへ行っても日本の養蜂家が質問をする内容は乏しく、「これだけの巣箱でいくらぐらいのはちみつが採れるか」というような金銭や儲け話になってしまうので、非常にレベルが低いと海外では軽蔑をされているんだと話していました。養蜂家でさえそうなんだから、蜂を知らない人たちの低さなんていったら......。日本ではパリのオペラ座の屋上で飼っている蜂蜜が密かにブームを呼んでいますが、こういうことをして高い蜂蜜を買いに走るのは決まって日本人で、このことが外国人までをスポイルしてしまうことになるのだと嘆いていました。

養蜂家は、パリの講習会で後ろの方から手をあげてこう質問をしたそうです。
「みつばちを飼っていて一番楽しいことはなんですか?」っと。
この質問で私だけが、海外のどこの会合に行っても、自分が忘れていても相手は覚えていてくれている人々がいて声をかけてくれるといいます。
養蜂家のこの質問には「人生を豊にしてくれる」、「近隣の人とのお付き合いがよくなる」という答えが返って来たそうです。
いち度ではとても書きつくせない濃い蜜のお話がこれからたくさんはじまります。続きは追々、断片的に書いて行こうと思います。