蜂のこと その2

●ある養蜂家との出会い

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ひとつのことをモチーフにそのことをずっと思い続け、それに向かってこつこつと活動をしていると、ある日突然に必ず願うべき出会いがあります。私は生きていてそういうことばかりでしたから人はその方向に引き寄せられると確信しています。ただ、それがいつなのか、どのような形でなのかは検討もつきません。が、一番よしとする時に与えられるものだと思ったりしています。
今日は、人生の中でまたわたしの心臓の鼓動が宇宙のどこかへ向けて今にも発射しかねないような出会いが待っていました。数日前、人から教えて頂いた養蜂園に胸騒ぎがして、即電話をしてみました。
「あなたは、蜂蜜を買いたいの? それとも蜂を見たいの?」
電話の向こうでしゃきりとした声で質問がかえってきました。私はなんの迷いもなく「みつばちが見たいです。」と答えました。
「ほぉー、みつばちを見たいという人は賢い人だよ。」っといわれ、それから1時間ばかり日本の蜂事情に関しての話しが始まりました。
「私は忙しいからね、飛んでるところを見たいならいつでも好きに見に行っていいですよ。蜂箱も、この時期は外との温度差が大きくなって来てるから、あんまり開けて見せると蜂にはよくないんです。巣箱の室温がだいたい36°ぐらいに保たれてるからね。」
半分断られているような気もしながら、わたしの気持ちはますます高揚する一方です。養蜂家にとても会いたくなり、この人が飼っているみつばちにも会いたくなりました。「明日行きます!」というと「まぁ、いるにはいるが、土曜にほかの人も来るって言ってたから、昼にいらっしゃい。1人だけにいちいち巣箱を開けてられないから。」とやっと承諾してくださいました。