« 夕刻 | « Go to main page | えへへ。 »
2006年07月24日
森の巣箱

岩間くんのみつばちもだし、あかねちゃんとも遊びたかったので早朝の列車で遠野へ向かった。
午後、あかねちゃんとわたしは傘を手にすぐ目の前の森に歩いていった。
薄暗い森の木陰に切り株の幹が斜めに仕掛けてある。それが岩間くん手作りの巣箱だ。
雨、露でしっとりした木々や葉のなかに溶け込むような自然なフォルム。このシンプルな造形物から羽音がひびく。これは森の楽器だよ。
門番のみつばちが巣の入口で蠢動している。
「こうすれば近くまで行けるんじゃない」熊よけの電線を傘の柄ですっと上にあげてくれたあかねちゃん、10才の少女は知恵に溢れている。
蠢動の原因はすぐにわかった。1匹のアシナガバチが偵察に来ていて、ちょっとでも入口に近づこうものならみつばちたちは体全体をぶる、ぶると一定に振るわせて威嚇をする。緊迫と警戒の最中だった。
わたしにはなにもしてやれることはない。それが自然の法則というものだから。でもどこかに、このみつばちたちの強さのようなものが伝わってきて、きっと彼女らは守りぬくだろうと祈るのみだった。
それからもう一度傘の柄で電線を持ち上げてくぐりぬけ、森のきのこを見ながらあかねちゃんの家に帰った。
posted: mitsubako at <07:45AM>
「森の楽器」、素敵です。
そんなふうに感じられるmitsubakoさんもいいなぁ。
みつばちさんたちは必死だったのでしょうけれど、大勢がつくりだす、ぶる、ぶる、という響き。聴いてみたかったです。
posted: yama@tokyo on 2006年07月24日 11:37
なるほど…、こういうハチとの関わり方もあるんですねぇ。
新鮮です。
いいヒントをもらったような気がします^^
posted: tomoro on 2006年07月24日 23:15
yamaさん
そういえば、河原で音を奏でるyamaさん。巣箱の音は本当にそばに行くとうなるような轟音です。門番のみつばちはわずかに7、8匹でした。今までに見たこともないリズムのきざみ方でした。威嚇はああするんだ、と初めて知りました。
tomoroさん
こんばんは。遠野の自由なみつばちの飼い方が楽しそうでいいなと思いました。でも、蜜を採取するのが目的ならやはり近代養蜂の方が効率的だと思いました。
北海道の日本みつばちは、寒さに強いのでしょうね。
posted: mitsubako on 2006年07月25日 00:17