« 午後の谷中 | « Go to main page | 蜂のこと 最終 »

2006年10月18日

「地球の上に生きる」

RIMG6408.jpg

肌寒い夕べ、だのに夏物のパンツとブラウス、素足にサンダルで出かけてしまった。
中途半端な時刻だから、お腹がすくだろうとミロワールで途中、カフェオレ大福とついでに四角いクッキーを買って、ピクニック気分になる。口のなかで溶けるようなクッキーがおいしくて道中がどんどん楽しくなってくる。
定刻の午後6時半、kurkkuにはもう人の列ができていた。ぶらりとショップをのぞいているうちに、受付がはじまった。ゆっくり中へはいると、kurkkuのカフェの女性がひとりひとりにお茶とお菓子を運んでくれている。ホットジンジャーティーと玄米もち。黒ごまペーストとかぼちゃあんの色彩豊かでコクのある、おいしい二度目のおやつに嬉しくなった。お茶はからだが温まるし。
おもてなしって心がなごむな、そんないい待ち時間だった。

アリシアの弾き語りがはじまった。自分の人生を歌にしてカリフォルニアのウィラーズランチでの生活や「地球の上に生きる」が出版されるまでのこと、ハワイで生活をしたこと、そして今は両親の介護をしていることを話してくれた。
なんだろう、彼女の持つ空気には、何かに固く囲まれているようにも思えたり、まったくその反対に流れるような自由さがあったりする。でもなぜか重いという感覚がわたしの中に残った。たぶん、今のわたしがとてもかろやかだからなのかもしれない。
文化も異なる、政治も異なる、ことばも……谷川俊太郎さんが「地球の上に生きる」の帯に書かれていたことばに今、共感できる。
「この本にしるされたことを、かたっぱしから自分の手で試したい、せめて試すことを夢見たい。それだけでも私の人生は、きっと根本から変わるだろう。」

平和を愛する表現は実にいろいろで、ひとりひとりなんだ。

*「地球の上に生きる」 アリシア・ベイ=ローレル 草思社
*kai-wai散策のmasaさんのサイトにはもっとくわしくアリシアのことが書かれています。

posted: mitsubako at <23:03PM>