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2006年09月05日

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みつばちが針を刺すときは自らの命をも断ってしまう。だから、そうすることは最後の手段になる

糸を針にとおし、連続して布に刺す指の運び
指を押す力は意外に強く、指貫なしでは皮膚に押し痕を残してしまう
繰り返すうちに指の感覚がなくなって、ついついぷすりと布をつき抜き、指の肉に刺さる
木綿生地に薄っすら、血痕がにじむ

季刊『銀花』にポシャギの絵本のことが載るときょんみさんからお知らせいただいて、ようやく手にしました。韓国に風呂敷のような布ポシャギがあるというのを知ったのは、その昔、きょんみさんがお話くださったのがきっかけでした。きょんみさんはポール・クレーのはがきのコレクションをしているとも伺い、クレーの色彩の組合せと、韓国の伝統工芸でパッチワークのような布と布を組み合わせたチョガッポに感じることを話してくださいました。

母の手仕事をモチーフにした『銀花』のページをめくるごとに、不思議とわたしはみつばちの針のことを考えました。それから、次にただの趣味としてある時に刺繍を楽しんでいた母の作品が思い浮かびました。そして、最後に壁にかかることばの刺繍絵を見ていました。
ペンを持つことがすくなかった女性たちは針を持ってそこに空想を抱き、喜びや哀しみの生活詩を描いていったのかもしれません。

*写真は祖父が安東基督教育嬰堂(康徳九年仲春)から贈呈いただいたもの。刺繍は
『これらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』。
の一部。

posted: mitsubako at <07:23AM>