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2008年01月06日
少女/反少女
あけましておめでとうございます。新しい1年もまた細々と自分の思いを綴っていこうと思っています。
1週間の休みは長いからと、あれこれやりたいことをいっぱいに浮かべてわくわくしていた冬の休暇。そのほとんどを風邪で寝て過ごした。
休みになるとどういうわけか具合が悪くなってしまう。首筋や肩甲骨、背骨から腰にかけて節々が痛み、体の内部から疲れの膿がじわじわと出てきているような気がした。単純に体に溜まった疲れだけではなくて、心の奥底の方から納得できずにいる気持ちとか、ストレスとかそんな日頃もやもやと鬱積したものが、こうして熱と痛みによって放出され、浄化していく。薬でとめずに出してしまおう、そうすれば気分もぐっと楽になるはず。
風邪をひいていなければ、きっと野原へ散策に出かけていたかもしれない。
おかげで、積まれた本の中から読んでみたり、借りてきたビデオやDVDをごろごろしながら見て過ごした。カルロス・サウラ監督の「カラスの飼育」、ニーツチュカ・キーン監督の「ネズの木」、フィリップ・カウフマン監督の「ヘンリー&ジューン」、アキ・カウリスマキ監督と成瀬巳喜男監督の「浮雲」2作。
矢川澄子のユリイカの対談や「アナイス・ニンの少女時代」、「父の娘」たちを読み終え、今はメアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」を半分ぐらい読みかけている。
「ネズの木」はグリム童話の原作をアレンジした映画で、魔女狩りや父と子、母と子の原点、アレゴリーのこと、そして深層心理などさまざまなテーマが濃厚なスープに凝縮された美しい映像作品だ。
偶然、「矢川澄子作品集成」にグリム童話とゲーテのファウストを題材にした「ねずの木」の根かたからという短編があるのを見つけた。
恋人ファウストに捨てられ、母殺し・嬰児殺しの罪を犯して狂ったグレエトヘンが、獄中で口ずさむのがこの唄です。
あはれ、我身を殺ししは
うかれ女、我母。
あはれ、我身を食ひつるは
をそ人、我父。
冷やかなる奥津城に
小さき妹
我骨を埋めつ。
羽美しき森の小鳥とわれなりぬ。
われは飛ぶ、われは飛ぶ。
(森鴎外訳)
少女のようでいて反少女的な世界をまるで夢遊病者のようにいきつもどりつしているうちに、風邪もようやく峠を越えそうだ。
さあ、現実の生活にむかって!
風邪で先延ばしになってしまった友だちたちにも早く会えますように!
posted: mitsubako at <18:22PM>
おめでとうございます。
考えてみると、風邪でもひかないとのんびり休まなかったかもです。
雪旅うらやましいかぎりです。
posted: mistubako on 2008年01月06日 21:27
休みになると、ふだん張りつめていたものが緩んで
どっと溢れるイメージはあったけど……。
そうか、カラダがしゃべりだすのかもしれませんね。
ミツバコさんを待っている人がいっぱいいるはず!
今年もよろしくお願いします。
posted: 千洋 on 2008年01月09日 06:22
千洋ちゃん
こんにちは。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
posted: mistubako on 2008年01月09日 22:09