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2007年11月24日

四国をかけめぐる その4

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起きたての卯之町中町の朝はすがすがしかった。朝露に濡れた町並みと澄んだ空気がことのほかおいしかった。いっぱい深呼吸をしておきたいと何度ものびをした。
高野長英が一時身を隠したともいわれるこの町は、江戸期に宿場町として栄えた。町人は今の暮らしにも井戸水を利用しているという。地元の人の話では、おいしい地酒もあるらしい。屋根のついた小さい壁が張り出すような卯建(うだつ)や白壁、出格子といった装飾が施された家が残存する。残念ながらその多くの建物が保存のための修復を行っていて、町並みは工事中だった。修復されれば、まるで時代劇の舞台を歩くようなそんな落ち着いた風情が感じられることだろう。
幕末から明治の初めに儒学者の左氏珠山が開いたとされる私塾があった。これが後の開明小学のはじまりで、この学校は明治15年に擬洋風建築の校舎に建てかえられた。あいにく月曜で休館ではあったが、ひと目見ておきたいと思い数分の散策をした。瓦屋根のこの学校の前に立つと、いきなり頭上に大きな雲が流れてきて、母校でもないのに懐かしさにひたる。ちょっとしたタイムスリップだった。
それからすぐに車に乗り込む。松山へ向かう前に、少し時間があったので内子に立ち寄ることにした。

posted: mitsubako at <22:36PM>