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2007年10月15日

ZEN CENTERのこと

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「考える人」No.22の特集アメリカの考える人たちの発売を楽しみにしていた。読んでください。いいです!

精進料理のことがずっと気になっていて、でも今人気のマクロビとか自然食の本は手にする気にもなれず、ずいぶん前に水上勉の「精進百撰」を買ってぱらぱらと眺めていた。わたしがサンフランシスコに住んでいた頃、精進料理は一種のブームでルームメートのジルに毎日のように「精進料理教えて」とせがまれ、かなり我流のわたし風精進料理いや野菜料理を伝授したものだった。
「スタンダードは知らないよ。わたしのは自分でここにあるもので考えて作るだけだから」といっても彼女にしてみるとものすごい食文化だったらしい。
ある日彼女が手にしていたのはZEN CENTERから出ているレシピ本だった。「すっごいいい本があるの」と宝物のようにしていた。彼女にとってのZEN CENTERの食事は精神そのものだった。
今号の「考える人」はこのZEN CENTERのGREEN GULCH FARMのことが書かれている。わたしは急にジルの笑顔が思い出されて懐かしくなった。Tassajaraベカリーのパンはわたしのお気に入りだったしGREENSの本はいつもテーブルに置かれていた。窓辺にはわたしたちのアボガドの食べタネからひょろりと伸びた芽も並んでたっけ……。わたしにとっては人生第二のステップの土台となったこういう西海岸的カルチャーブームを現在の日本はどうとらえるのだろうか。ちょっと興味がある。

そうです、今のアメリカは嫌いです、でもそれはごくごく一部の石油資源をめぐる戦争を神の名のもとに行っている先導者たちが嫌いなのであって、マスコミやメディアにとりあげられるアメリカという名に象徴されている断片が嫌いなのかもしれないのです。

いいところもいっぱいある。悪いところを「わるい」というより、いいところを「いい」と素直に言えることが平和を生み出す小さな力になるのかもしれない。それって簡単なようで案外むずかしいことなんだけど。
なんだかGREENSの本が手元に欲しくなってきている。

posted: mitsubako at <13:30PM>

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