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2007年04月23日
笑った
久しぶりに灰塚で活動をした仲間や岡崎さんに会った。
2007年1月、トリシャ・ブラウンの舞台美術でコラボレーションをしたI love my robotsの報告会に駆けつけた。
トリシャの率いるダンスカンパニーの踊りはビデオで見る限りとても自由だと感じた。
若いころ、週に何度も通ったモダンダンスの公演では、ダンサーたちは筋力があって、自己表出が強く、人間の内面を奥底からすくい出して肉体で表現するドラマティックなものが多かったと記憶している。
トリシャのダンサーたちは、スレンダーで棒のよう。脱力あるいは空気に支配されて動かされているようにさえ思える。重力が感じられない軽やかさだった。
解説のなかで、なんでもない言葉だったけれど、忘れていたことにはっとした。
「あることやものにリアクションすることからはじまる…」
トリシャのチャーミングな振り付けとロボットはまるで恋いをしているようで、ユーモラスが溢れていて時々笑った。
長い長い年月を現代美術という世界で生き続けてきた岡崎さんが舞台の最後にくるりと回転して挨拶をする姿がとてもおかしかった。
いつもよりずっと気楽な自分がいた。
posted: mitsubako: on 07:24AM
2007年04月21日
白の日課

捨てようとしたグロイスの洋書
1ページづつ 白でテキストを消そう
毎日 毎日 白で塗りつぶして 無になりたい
posted: mitsubako: on 22:03PM
2007年04月17日
リンネ オマージュ

机の上に偶然置かれた紙切れ
解体したページ
白く消されたテキスト
切り抜きの向こうに油紙
凡庸な日常を切り取るとこうなった
posted: mitsubako: on 23:55PM
2007年04月15日
息吹をそそぐ笛

セメニシュケイの笛が赤く焼ける
「ぼくには人生はいつだって刺激的、最後の息をするまで生きるにふさわしいもの」
と語った血が流れたから
千の扉を開ける鍵を見つけだそうよ
だめだと思っても何度でも何度でも 心を奮い起こして赤い火を消さないように
posted: mitsubako: on 18:15PM
2007年04月10日
発熱と窓辺
寝ていると 薄ぼんやり遠くに見える窓の周辺だけが頼りがいがある
白く明るいだけで あぁよかったなと思う
巣房を通した蜜蝋色に輝いて見える頃 元気になれるかもしれないと思えてくる
発熱するとできることは少なくなる
テキストを書いてみようかと椅子に座れば たちまち体に底冷えが走る
本を読もうかと思えば 目が潤む
肺や心臓が壊れないかと思うほど咳こんで 息苦しい
だからぼんやり窓辺を見ていることぐらいが一番いい
頭の中で今日のあの人のこと この人のこと たまにはいつも思わない人のことまで
祈ってみたり ノオトとえんぴつを枕元に置いて 時々浮かんだことばを書いたり 消したりした
posted: mitsubako: on 07:37AM
2007年04月05日
バランス
いつもなにかに追いかけられている。夢から覚めたら夕方7時をまわっていた。
春がめぐってきた。明るい光、芽吹き、羽音、さえずり。箱のふたを開けはなったとたん、まぶしいほどの塊が息吹きの風になって飛び出していく。
春はたくさんの不純物が空気の中に詰め込まれていって、人の身体を邪魔しにきたりする。
心でわかっていても体は気がつかない。体は感じていても心で触れない。
アンバランスな感覚が体のそこここで戦っているのだ。
冴えないaprilの月は「気のせいだよ」とぼんやりつぶやいていった。
posted: mitsubako: on 21:26PM