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2007年01月08日

「薄い膜、地下の森」

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晴天と乾燥が続くはずの関東地方の冬は、雷雨や強風と大雨が入れかわり立ちかわりやって来る。冬の気象まで夏のように荒くなったと感じる。
大雨の土曜、長靴で出勤。その前に大塚愛子展「薄い膜、地下の森」に立ち寄る。
刺繍という手法や織物を素材に探求をしているアーティストとして以前から作品を見たいと思っていた。刺繍は刺すことの行為が通常だが、彼女の作品のなかではほつれや解くことも同時に作品の中で行われている。
ゴブラン織りは分厚い一枚の織物だが、解いて糸を取りだしていくと重量感がことのほか見えてくる。布の表皮は美しい模様を魅せていて、その薄い幕の裏には複雑で長い糸の束が存在していることに気づかされるおもしろい作品だと感じる。
*大塚愛子展は表参道スパイラルガーデン1Fで1月5日から1月18日まで開催中です。
また1月10日から4月22日まで府中市美術館 公開制作室で「気配の縫合—名前の前に」が公開されます。

posted: mitsubako at <09:36AM>