« 夕涼みの少女 あれから | « Go to main page | 玉蟲 »

2006年08月01日

岡崎乾二郎展

RIMG5772.jpg

たった2日たらずの遠野の旅は、わたしの体の中が今一番欲しいと思っていたもので包んでくれた時間だった。深い霧の中に佇む時間と草のかおりは記憶の奥深いところにあるなにかを引き出してくれたように思う。
それから数日後、ゆーじん画廊からDMが届いた。ゆーじん画廊のDMはいつもテキストが添えられていて、誰の個展の案内であってもなんとなくテキストを読んでいる。はがきの作品を目にした時、もうすぐに岡崎さんだとわかった。

「家から出れば名を捨てて、ただ青き野にのまれる。木の葉のさやぎ、草原の眩さ。八月など二度三度、夕立がきて途端、辺りはひっそりする。水のたぎち。家と家との佇まい。ぼくらの立つこの土地。ぼくらの眺めるこの山、川、草、木。ひとつひとつ、それにふさわしい気もちをもち、それぞれに、もはや心の在りかのすべてを引き裂き、与えてしまう。」

はがきの岡崎さんのテキストはこれだった。遠野の風景とか、群馬のアトリエとか、どこか知らない草原とか、いろんなイメージが湧いてきて、何かに向き合おうとするわたし、向き合いたいわたしがそこに立っているなと感じた。

個展は渋谷のゆーじん画廊です。宮益坂にある古いビルの中です。期間中にわたしも必ず行こうと思います。
2006/7/25-8/10 11:00am-7:00pm(月休廊)
東京都渋谷区渋谷2-19-15 tel:03-3400-8575

posted: mitsubako at <07:47AM>