« 心身を休める | « Go to main page | おきゃくさん »
2006年05月08日
放置された幻想果樹園

あともう一息すると、あのもわっとした高温多湿の季節を迎える。あまり好きではない季節だけれど、その季節を楽しくするためにいよいよ土の準備をしようとベランダへ出た。今年も和綿だけは育ててみようと思ったからだ。
ベランダの荒れた光景を見て唖然とする。
わたしの生活感が植物たちにそのまま反映されていたからだ…。しばらく無言で息が詰まりそうになった。
放置していた幻想果樹園の枇杷は冬の寒さや乾燥に耐え見事に大きくなっていた。その合間に植えられているニューサマーオレンジとか夏みかんもそれなりに生きてはいるが成長ぶりは圧倒的に枇杷だ。「たくましいなぁ」ただただ頭が下がる思いだった。
申し訳程度に草を抜いた。見ているとバラのようなものが2本すっと生えていた。
「こんなとこにバラ?鳥でも来たのかなぁ」なんて思ってみたり。それでもとても不自然で気になったのでそっと抜いて移植をすることにした。
意外にすんなり抜けて、その根本にぽっこり割れた種がついていた。
種の形から想像すると、梅か桃かあんずだ。2年前に発芽しなかった食べ種と土をそういえばこの幻想果樹園に混合した記憶がうっすらと蘇る。
もしかするとだ、あんずかもしれない…と放置していた果樹にぽっと小さな夢の実が浮きたった。
posted: mitsubako at <15:07PM>