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2006年02月10日
ガウチョのマテの時間
この大地にはなにもない
太陽の光があたったとしても、草原に反射する色彩はわずかだ
ガウチョのナノはひとりぼっちで小屋に住んで獣から羊を守る番をする
隣のトタンの馬やに、四角く切り取られた入口からナノの白い馬が顔をのぞかせている
真っ黒な髪のナノは真っすぐな瞳と濃い眉でじっと止まったように凝視する
その目の奥にすべての自然の法則を透視する鋭い力が潜んでいる
野性と優しさに覆われた素朴な土地が生んだ人間臭い人間だ
3時になると荒い仕事から顔や手を真っ赤にしたガウチョが数人つどって、マテをすする時間になる
『あるいは たぐい希なき感性の投影…… 気づかぬ詩人へ』
posted: mitsubako at <08:36AM>