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2006年01月18日

婦人之友

母が兼ねてから購読を続けている雑誌に『婦人之友』がある。もう何十年と読み続け、変わらない価値観のようなものに共感をしているようだ。わたしは婦人ではないけれど、ある日、母はこの人のところへ行ったのかしら?と雑誌を机に置いていった。
2006年2月号 座談会「冬ごもりの中で育つもの」に登山家の田部井淳子さん、編集者の渡部和さんと奥畑充幸さんの顔があった。そう、あの岩手のフィールド・ノートでお世話になった奥畑さんだった。
田部井さんは福島出身、渡辺さんは福島の方と結婚をされて伝統工芸のからむし織りをされたりしている。共通の話題は、長い冬だった。1年の約半分を雪や厳寒に見舞われる地域での暮らしと人の関係を語り合ったものだった。
寒くなった時よりは、その兆しがあらわれる頃が一番つらいと誰もが言う。体が自然現象から記憶した「またあの寒さがやって来る」と知らせを受けるからだ。そんなことを「てわっさ」の季節、気がもめると言うのだそうだ。
ゴールデンウィークにタイマグラを訪ねて、夜、薪ストーブに当たりながら毎晩、奥畑さんや陽子さんから伺ったお話がかいつまんで書かれているのを、うんうんと頷きながら読み進めた。冬は、じーっとストーブの回りで過ごす……ほとんど動かないと笑顔で話す陽子さんのことを思い出した。今は丁度その冬ごもりの頃。人は陽気が良い時期には体を使って労働をし、寒くなれば体をやすめる。じっくりとわたしを見つめながら春を待つ。こうした感覚を本来、人は持ち合わせていた。
わたしは、それほど暑くもなく、それほど寒くもない適温の中で暮らしているけれど、でも体のどこかでその人間の長い記憶がまだ生きているような気がして、うずうずしたりわくわくしたりしている。

posted: mitsubako at <07:01AM>

comments:

ありがとう、婦人之友でお会いできてうれしい!
長い冬休みも終わりパソコンを久しぶりにつなぎ、みつばこさんをのぞくと「婦人之友」でびっくり。今年もよろしく。

そう、ほんとうにこの寒さで思うように動かず、いろんなことが滞っています。
20日ぶりのわが家は雪でつぶれてはいなかったもののネズミの宴、水は凍って、子どもは宿題を実家に忘れ・・・。ツルンツルンの家の回りでスッテーンとすっ転び・・・。

雪をザックザックと掘り、凍ったホースを探しながら涙が出てきました。
寒さに?無力さに?未熟さに?

この家にもどってからの3日ほどがいつも一番葛藤の時です。いいかげん卒業したいのだけれど。

でも大丈夫。ほどなく水は復旧、次の日には
ストーブでパンを焼き、タイマグラの暮らしの勘が戻りつつあります。

なかなかストンと腹におさめられないものですね。あがいています。(笑)

posted: yama on 2006年01月19日 20:17

今年はいつにない大雪の様子、毎日タイマグラのこと、遠野のこと、横沢のことを思っています。ホースのこと、読んだ瞬間にわたしも涙がこぼれてしまいました。
がんばって!

posted: mitsubako on 2006年01月20日 01:25

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