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2005年11月21日

草はら

PB050040.jpg

前にもいちど空き地やはらっぱのことを書いたことがあったけれど、今年の秋ほど草はらがいいなと目にとまったこともなかった。
秋とはいいつつも、むしろふたたび春が巡るような陽気が夏の後しばらく続いたせいか、花の感じが春を思わせるほど明るかった。
「Kai-Wai散策」というブログをご存知の方はとても多いと思うのだが、わたしは友人から教えてもらってこのサイトを読んでいるひとりだ。東京界隈が主だけれど、時々また違った界隈も登場する。通りすがってしまうようなもの、懐かしいもの、路地裏のようなところに目線をあてて、淡々と収集をしている。わたしの友人いわく「標本系ブログ」なのだそうだ。
山口県の三隅町というところへ行かれた時、はらっぱが目についたことを書かれていた。
PA230072.jpgわたしが、この秋はらっぱばかり撮影していたので、すごくこのエントリーに反応をしていていつかここでも書こうと思っていた。
もっとも、わたしの場合は、草花にやってくるみつばちの方が主流だったりするのだが、そうしてみつばちを追っかけているうちに気づかされる事象が実に多くて驚いている。わたしは、放置された草がぼうぼうの草はらがとても好きだ。放置された草はらは、人がどんなに造園をしようとしてもなかなかできない趣きがあったりして、その年の優位な草がほとんどの面積を優先していたりする。そんな中に人がかつて園芸をして植えたような園芸種もまざっていたりすると、なおさら想像を膨らませたりする。放置の影に人の気配とか暮らした跡を感じるからなのかもしれない。そして、放置の間に草に覆いかくして忘れてしまいたい人の陰もあったりするのだろうと思う。秋の夕暮れの光に照らされる草はらの色はなんともいえない黄昏れ気分と枯れ行く冬を想わせてくれる。だのに、今年はピンクのフシネハナカタバミの繁殖がすごいなとも思った。

posted: mitsubako at <07:47AM>

comments:

表示された写真にハッとして、それにつづく文章を「うん、そうだよな」と、読ませていただいていると、僕の拙ブログのことが…。赤面です(^^;
でも、書いていらっしゃるように、放置されたような庭というのは、造園のなかで最も難しい部類に入るのでしょうね。実は、僕も、枯れ草色の園芸に挑戦したことがあるのですが、およそハシにもかかりませんでした。あれは達人のみに許される園芸のようで、諦めました。また、人の影が感じられる、または想像されることによる興、というのも分かる気がします。僕が廃墟ではなく、廃墟のように見えても人の気配が感じられるところに、より強く惹かれるのと同じかな?と思いました。草はら、素敵です…。

posted: masa on 2005年11月21日 22:53

masaさん
わかりにくい露出の仕方ですみません。masaさんの方へのコメントにはすぐには書かなかったのですが、あの草原を見たときに、はっとしました。このごろは、はらっぱがとても珍しい光景になってきたのでわたしの目にも止まるのかなと思ったりします。
郊外に行けばまだまだそうしたところは残ってはいるのでしょうけれど、逆に、少ないからこそ気がつく…そんなぐらいの存在に心を奪われたりします。

posted: mitsubako on 2005年11月22日 07:53

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