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2005年09月16日
蘇生された土地はどこへ
“わたしのお腹の中に種子が宿ったならパンパの風が吹き荒れる大地へ移り住もう”
人々のいくつもの記憶の残像を集めて 一度それを大きな釜の中に入れると溶けていく
時間軸 価値観 歴史性 感傷 そうした意味づけされたものがいったん消尽する
わたしがわたしとしてわたしらしく生きられる地はどこかに求めて見つかるものではない
わたしがそうだと意識した瞬間(とき)そこに現れる
虹を追いかけ夢想に明け暮れ その瞬間を逃しては 決して蘇生された土地へたどりつくことはない
自転車を1台用意してわたしの体に蓄えられたエネルギーでわたしの力を使って生きられる道を走っていたい
そこには季節にあった食物を収穫できる最小限の土と眠る場所がある
澄んだ空気と泉がある
すべての現象は万事有機的に廻る
雨風雪を凌いで
種子はその土地に蒔かれ月日をかけて発芽する そしてわたしは消えてなくなる
種子に託されたもの 受け継がれたものは何ひとつとしてなくて 蘇生された土地が有するものに適応し
時を待って成長する樹となる
再現されることもなく 反復することもなく 再構築されることもない
零度の純度と研ぎすまされた感性が ボーダレスな草原の風に響和し 蘇生された土地のイメージを象っていく
誰もがあたり前のように存在する土地に気づくために
どこでもないどこかで……
posted: mitsubako at <08:40AM>
はじめまして。COW BOOKSのHPで知って以来、
日々、拝見させて頂いてます。とても心に響きました。
プリントして何度も読み返しています。以前、ここで
見つけた言葉に「表現することを未熟でも躊躇しないこと」
にも励まされました。いつも、ありがとうございます。
勝手にお礼を言います(笑)
posted: nishihara on 2005年10月02日 11:59