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2005年09月14日
BOOKSから 「前田夕暮」
このあいだ、少し疲れて家に帰ると、いつもの白い地に赤い文字でArneと印刷された封筒が届いていた。なんとなく急いで開けてみた。青空の下、りんごの樹には赤い実がなっている爽やかな表紙が目に飛び込んできた。ぱらりとページをめくってから、わたしが、すぐ、そう、真っ先に読むコーナーはやっぱりBOOKS。いつだったか、松浦弥太郎さんが、「前田夕暮」を読んでいるとサイトに書かれていたことを思い出した。そのことが、ここにもっとたくさん書かれていて、短い文章なので2度繰り返し読んでしまった。『朝、青く描く』この本のタイトルだけで、なにかを感じて感動してしまうってどういうことだろう。
そうして文末に「私を裸で青い草のなかにおいてもらいたい……」と前田夕暮のことばで終わるこの文章。手にしたことも読んだこともないのに、たったそれだけのテキストのフレーズで、わたし自身がどうしようもないぐらいに揺り動かされて、青く透明な鋭い1本の草に心臓を刺されたような気持ちになった。わたしはしばらく呆然としていた。
なんだかわからないけど、「わたしを青い草のなかにおいてください」といいたかった。
posted: mitsubako at <08:26AM>