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2005年08月13日

スタイル

若いということはそれだけで美しい
そう思えるのはもしかしたら実に自分が歳を重ねてから気がつくのかもしれない。
わたしを振りかえると、当時の自分は理想に燃えて、先がとてもつもなく長い人生を重く感じていたように思う。わたしのことだけで精一杯。憧れのあの人この人の生き方をスタイルで模倣してみて模索して。余裕がなくていつも何かを追っかけて走っていた。

30代に入ってからのわたしはその中から少しだけ取捨選択をしてわたしの路線を築きはじめたくなった。膨大な情報の中に生きていながら、わたしには余分だと思うこと、思うものを徐々に削ってできるだけミニマムにして行こうと決めた。
精神性という意味で多大な影響をいただいた方々の色を捨てて、もう一度わたし自身のこととして消化し、時代や流行すたりに流されない「らしさ」を見つけてきた。
今、ゆっくりと迷いながらも時間をかけて温めてきたものが、やわらかに人と共有できるスピリットになりつつある。手にとるように、少数だけれど、分かち合える人々が世界にいると実感できるようになった。

これからのわたしはもう追っかけすぎたり、走ったりしないで、ていねいにことがらと向き合っていこうと思っている。
太陽が昇って沈むまで1日の人のできることはそんなに多忙ではないはずだ。冷静に自分を客観視できる孤独なひとりの時間をしっかりと持つ。浮かれた饗宴まがいの世界観にはもう関心はほとんどない。
スタイルにとらわれず、わたしの熟成の道を歩めばそれでいいと思うから。

posted: mitsubako at <18:35PM>