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2005年05月18日

雑穀

azuki_white.jpg*だいぶ前に書いていたものです。エントリの機会を失っていて今になりました。

わたしは、麦だったりあわだったりが好きだ。小麦はできればあまり精製されていないものが好きだし米も玄米の方が好みだったりする。餡も漉し餡より粒餡が好みだし、パンは全粒粉やドイツの真っ黒のパンとかが好きだ。多分、殻の食感とか繊維が荒いものが混ざっているのが好きなのだと思う。
5月に岩手の川井村からタイマグラへ行ったことをこのblogに何度も掲載した。1カ所だけまだ訪ねたのに書いていない所があった。雑穀のことだ。時々気まぐれにパンやお菓子を焼くことがあるのだけれど、そんな時使う粉類はだいたい岩手とか東北のものが多い。
川井の駅から自転車で走る途中『雑穀ブレンド』という看板が目についた。行きはとにかくタイマグラまで着くことが先決と思っていたから寄り道はやめてとりあえず通り過ぎた。タイマグラでは連日フィールド・ノートの奥畑さん、山代さん夫妻が手しおにかけた寄せどうふや、ピザ、山菜の天ぷら、おからの炒め物…おいしい食事をたくさん準備してくださった。はっきり言って、こんな山奥で食事なんて期待をしていなかったわたしは、この手料理がもう毎日楽しくてたまらなかったのだ。
ある日のご飯は雑穀米だった。

beens_050612.jpg
豆がとてもおいしく炊けていて「おいしい、おいしい」と言っていたら、「来る時見なかった?」と山代さんがあの例の『雑穀ブレンド』のことを話してくれた。嵯峨農園のオーナー嵯峨さんがブレンドしている雑穀だ。
帰りにさっそく立ち寄ることにした。嵯峨さんはとてもやさしい方だった。以前は会社員で、むしろ化学的な分野で活躍されていたらしい。現在の生活とは真逆のことをやっていたのだと話してくれた。
大麦、黒大豆、もちきび、青大豆、大豆、茶大豆、そば、もちあわ、ひえ、はと麦とほとんどが岩手で育成されたものがブレンドされている。わたしが食べ種を植えている話しをしたら、「茶大豆とかやってみてください。すぐ芽が出ますよ」と言われた。この他にも、米は籾がついているものからではないと発芽しにくいことも伺った。雑穀を買ったらそのおまけにと白小豆と黒米までいただいてしまった。
白小豆はとても珍しい。和菓子なんかだととても上品な感じだし。ひとまず、ただ茹でて食べてみた。砂糖なんかなくてもおいしい。豆の風味が味わえる。残りは、いつかお菓子に使おうと思う。
3粒、白小豆を植えた。細い曲線の芽が出て来た。きれいだ。

黒米は籾がないので失敗をするかと思ったが、5本だけ成功した。嵯峨さんが「もう苗の時から紫っぽいですよ。」と言っていたとおりだった。M類さんからの苗とは別に、わたしの実験バケツに今年も昨年収穫の籾から発芽をした苗と少しの黒米を田植えした。
黒米は少なくてもいい、今年少しでも収穫があれば、来年はもっと籾が増えるから。
こうして、いろいろ試している。梅雨時を無事に越して夏に茶大豆が収穫できるかとても気になっている。

わたしたちは米だけを主食と考えがちだけど、米のおいしさはもちろんのこととして、いろいろなものを主食と考える方がもっと楽しい。いろいろなものを育てる方が害虫もつきにくいし、だいたい面白い。芽の出方や育ち方、葉の形状、葉の色、さまざまで、その異なり具合を見ていたくなる。
嵯峨さんは、最後に「もし、時間があって、農具なんかに興味がおありなら、川井の駅のすぐそばにある川井村北上民俗資料館に寄るといろいろ展示してありますよ。」と教えてくれた。自転車で脇道にそれて集落を巡った後、わたしは川井村北上民俗資料館に立ち寄った。

posted: mitsubako at <12:37PM>

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