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2005年05月16日
タイマグラばあちゃん

岩手県タイマグラの山小舎フィールドノートをやっている山代陽子さんから昨日メールが届いた。そう、前にも書いた『タイマグラばあちゃん』のドキュメンタリーはこのフィールドノートのすぐ上に住んでいたマサヨばあちゃんの記録だ。このドキュメンタリーの中で、生きている味噌とか豆腐とか、そしてこのしみ芋の真っ白なレイがいくつもいくつも家の周りにかけられているのがとびきり映えて、残像がいつまでも心の中にある。発酵ということにとても興味があるわたしは、マサヨさんの発酵時間に合わせた暮らし方に共感した。一度訪れた地のことをもう一度東京で映像として見ることができる!そんなお知らせをもらった。多分、また前とは違ったものが見えたりするのではないかと、今から楽しみにしている。澄んだ川の水にさらす芋の美しかったこと。。。
上映後に陽子さんや澄川監督のお話も聞けるので再会も嬉しい。
*上映会の詳細はこちらのサイトをご覧ください。上映される会場は自由学園というユニークな教育でもちょっと知られた学校でその中にある、フランク・ロイド・ライト設計の明日館(みょうにちかん)で行われる予定です。
陽子さん、会えるの楽しみにしてますよ!その頃の東京はきっと暑いですから覚悟して来てね…。
マサヨさんの写真は横沢隆雄さんの岩手養蜂日記の「北上山地の原住民たち」という左メニュからいくとたくさんあります。素敵な笑顔のおばあちゃんです。横沢さんが当時、マサヨさんを撮影した帰りに、タイマグラからじゃがいもをお土産にいただいたとか。今回山代さんと私が、その横沢さんのお父さんのお宅へ遊びに行った帰りに「じゃがいもを持って帰るか」と袋いっぱいにお土産をくださった。そうやって人は収穫を分け合うんだね。それが何年か後のことでも…。

このぶらさがっているものは一体なんだろう?紙粘土のネックレスのようにも見えるけれど、これは、じゃが芋。わたしはこれを、岩手県の横沢集落からの帰りに撮影した。これを、ここでは、「しみ芋」とか「しみホド」と呼んでいて、保存食のひとつだ。ものすごい手間暇をかけてつくられるこの「しみ芋」。水に何日もさらしたり、雪にさらしたり…。食糧もそれほど豊富にあるわけではないのになぜこれほど時間をかけたものを命をつなぐ大事な糧として作るのだろうか。フィールドノートの奥畑さんもそんなことを言っていたのを思い出す。横沢とタイマグラはぐるりと山の反対側にそれぞれある。この辺りではどうも同じように伝統的にこのしみ芋作りをしているようだ。
posted: mitsubako at <12:33PM>