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2005年05月05日

馬の背中

akane.jpgあかねちゃんはこの日みんなのヒロインだった。裸馬に乗るそのバランス感とか、馬との一体感とかは憧れの少女そのものだった。
あかねちゃんのデモンストレーションの後に乗馬初体験の少年たちが次々に跨ってみる。
あかねちゃんがあんなに平素なそぶりで難なく乗りこなしてるんだもの、少年たちだって負けてはいられない。だけど、やっぱり緊張するよね。だって今まで一度も話をしたこともない馬と初めて挨拶をしたわけだし。
それから大人の順番が来た。
乗った瞬間「あったかいなぁ〜」と感じた。でも、私の中には重くない?大丈夫?とか心配と遠慮が少しあった。悪いなぁと思う気持ちはきっと馬に伝わっているんだと思う。なんとなく向こうも遠慮気に歩いたり、止まったりする。
2度目の乗馬が始まった。少年たちは体で覚えるのが早い。ずっとずっとリラックスして、手放しなんかもして歩いてみたりしていた。
私も2度目はなぜかずっと気持ちが和らいだ。少し自分にゆとりが出たから馬の背をじっと見ていた。鬣をちょっとそろえてみたり、なんでこんな形をしてるんだろうとか、どうして人間がこれに乗れると思ったんだろうとか思ったりした。

hourse.jpgこの日、私はタイマグラから標高差で多分500m以上はあると思うが荒川高原を目指して自転車で登っていた。早池峰山をかねてから見たいと思っていた一つに、修験の霊峰のひとつであることや、友人の内田一成さんから、訪れたときの光景をはっきりと目に浮かぶような情景で話を聴いていたからだ。だから、自分の目でそれを見てみたいと思っていた。
荒川への登りは決して楽ではなかった。けれども、軽いギアで自分のペースを決めてゆっくりゆっくりと登ったので、それほど苦痛だとかそういう思いは不思議なほどなく、爽快に高度を上げて行った。こうした無機質な乗り物に日ごろ、試乗しているからこそ、余計に心あるもの、体温のあるものの背は「私」という自己ではなく共鳴のステップの上にあるものだと直感した。

峠を越えた遠野から子どもの日に車でかけつけてくれた徳吉さん、あかねちゃんどうもありがとう。会えて嬉しかったよ。
そして思いがけないこどもの日をみんなと過ごせてとっても楽しかった。
そしてジンガ郎、遊んでくれてありがとう。

posted: mitsubako at <12:29PM>

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