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2005年03月11日

仙台

COW BOOKSのweb store WEEKLY HIGHLIGHTS nakameguro、今アップされている中に『駄菓子のふるさと』というのがある。紹介を読んだ時からずっと気になっていた一冊だった。私は、幼少期のほんの数年、仙台市南小泉…たしか古城というところに住んでいた。もしかするとその辺の近くだったのかもしれない。仙台市の駅からバスに長い時間ゆられて、下車する停留所近くの道は石ころがごろごろして、大揺れになったことを覚えている。螻蛄も停留所にいた。確か、とさつ場があったし、バスの終点は刑務所だったと記憶する。子どものころに感じることは、大人になって行ってみると、もっと近距離だったり、大きく感じていた物は大抵小さかったりする。
すぐ隣にあっちゃんという子がいて、その子の家の前には大きな井戸があった。私は底の方を覗くのが大好きだったし、ポンプを身体いっぱいで押すのがすごく楽しかった。
麦藁帽子をかぶって、1日中小川におたまじゃくしを取りに行ったり、トンボを追いかけて遊んだ。駄菓子のこともなんとなく覚えているけれど、駄菓子はいいものだとわかるようになったのは大人になってからだ。普通の生活の中に溶け込んでいるものは、あまりにも当たり前すぎて人はその有り難さとか良さを取り立てて考えたりはしないのかもしれない。
どんな世界にもハイなものとロウなものがある。どちらがどうで、こうだとはいえない。どちらにも究極のよさがあるはずだ。ただ、もし私だったら、気づかないうちに人の中にすっと溶け込んでいるものが、毎日あたりまえのように人に愛されていたら本望だなと思ったりする。

蜜蜂のことを書いた国内の本を時々古書検索している。『蜜蜂余生』中勘助というのを見つけた。気になったので、中勘助のことを調べていたら『銀の匙』のことが書かれていた。
とらやのサイトで「歴史上の人物と和菓子」という中にも中勘助のことが書かれていて、その画像を見てはっとした。欲しい本がどんどん増えていて、リストを書いてみているけれど、どうしたらいいんだろうと思う。しばらく検索は控えないと……。

ところで、東京は下町に今滞在中だ。東京に住むのは初めてだ。これを機にぶらり下町駄菓子散策をしてみようかと思う。

posted: mitsubako at <20:02PM>