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2004年11月27日

蜂のこと その16

bee_016.jpg●蜂の冬の過ごし方
一昨日、養蜂家に久しぶりに電話をしました。ひとつは、みかんの蜂蜜を買いたかったのと、もうひつは、雪の時は蜂はどうしていたのかを知りたかったからです。他にもっと先にお話を書きたいことがあったのですが、新鮮な印象のうちにこのことを先に書きたいと
思いました。
「この辺のみつばちはね、だいたい、巣箱の温度を20°ぐらいまで下げて中で蜂球運動をしてるんですよ。室内に貯蔵してあった蜜を食べながら摩擦熱をおこして巡回するような運動です。巣箱の入口はだいぶ小さくしてあるんですがね、風が入らないように、入口の門番がうろうろうろうろしてるんですよ。」そうだ、そういえば、私が1月2日にこっそり巣箱を覗きに行った時、入口付近に顔を出したりひっこめたりしているのがいたな、と思いました。「だいたい、5°〜9°もあれば、太陽の光が出てる時は飛ぶのもいるんですよ。それにね、掃除をする役のが、フンや死骸を外に命がけで運び出しますからね。もっと寒い北の地方なんかになると、半分冬眠をしたような状態になるんですが、この地域だと、動いているんです。ただし、この時期は卵をほとんど生まないです。
で、もうすぐ暖かくなるという、ちょっと前ぐらいから、また生みだすんですよ。蜂はね、だいたい、2カ月から3カ月先の気候を読むことができると言われてます。」私はその話しに絶句しました。それからやっとの思いでこう聞きました。「ということは、養蜂家は、そのみつばちの行動を見て、天候や気候の予測ができるというわけですか?」すると養蜂家はこう答えました。「まぁ、完全にわかりはしないけど、たとえば、去年の夏なんかは、例年になくみつばちがものすごい仕事をして蜂蜜をたくさん貯めるわけですよ。そうすると、秋に何かあるなとは思うんです。で、昨年は秋に台風が多かったでしょう。みつばちにはそうした先見性があるんです。」私は、ひどくこの話しに感動を覚えると同時に、何か無機的な労働の繰り返しと0101が並ぶ脳のようなものを、このみつばちたちに感ぜずにはおれないのでした。
最後に「夜はみつばちはどうしているのでしょう?」と聞くと、「だいたい日没前後の15分ぐらいまでと日の出10分前ぐらいから外へ飛びますが、夜は飛ばないですよ。」といいました。
「あなたね、暖かくなったら、みつばちを飼ってみたらどうですか?」

ああ、どうしたらいいんだろう、飼いたいのはやまやまだけれど……。

posted: mitsubako at <23:06PM>