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2004年11月07日

蜂のこと その1

bee_book.jpg●そもそものはじまり
私のblogのタイトル"Abejas e colmenas"はスペイン語の蜂の巣という意味です。いつの頃からか養蜂家という仕事をしている人に興味を持って、木箱をしょって花の開花と共に北上する旅から旅への生き方に隠喩として魅力を感じたのです。
蜂をいつか飼ってみたいと思っていて、まずは独学で庭に来る蜂を観察したり本で調べたりしています。
最近読んだ本に『ミツバチと暮らす四季』(スー・ハベル/晶文社)があります。30代後半から米国のミズリー州で養蜂を始めた女性の話しです。「誰もがミツバチの巣箱を二つか三つ持つべきだと思う。」という書き出しから始まります。蜂の習性や養蜂に必要な道具、近代養蜂の発明や偉大な養蜂家について女性の目から見た養蜂の世界を知ることのできる一冊です。
この本で初めて、アメリカの蜂事情を知りました。ミツバチは本来は新鮮な花粉を好むしこれを求めて飛び回るのですが、花粉の供給源が少ない地域では、花粉代用品を利用するし、日常的にもこれを与えることを奨めていると書いてありました。さらに、ミツバチの病気の中でとても深刻なものがアメリカ腐蛆病で、これは至るところにいるバクテリアが媒介になるのだそうです。幼虫がこれに感染をするとすぐに発病したり、35年もの感染力を持続し続けるほどの強烈なものだそうです。感染に対処できる方法は焼却のみです。すべてを焼き払い失ってしまう以外に方法はないのだそうです。そのために蜂に投薬を与えるし、品種改良家たちはアメリカ腐蛆病に抵抗力のある品種を生み出すことに熱中しているといいます。あの小さなミツバチたちは品種改良を重ね重ねできた生き物だし、投薬や代用品を食して生きているのです。昆虫の世界でもひとたびビジネスがからめばかなりブラックな世界だと思いました。私たちはそうしたみつばちの蜂蜜を大好きで食べているのですが、はたしてどうなのだろうか?と考えてしまいました。
私が知る限りでは、ニュージーランド産の蜂蜜は抗生物質の残留が少なく安全性が非常に高いと聞いています。マヌカというティーツリーの仲間やユウカリなどの蜂蜜でとても有名になりましたが。
養蜂をしないで、天然の蜂蜜が一番いいのかなぁと思ったりもします。蜂は蜂本来の好きな生き方をしていたら環境に順応して元気にいい蜂蜜をつくったのではないかと思ったりもします。
ところで、マルハナバチの仲間はむくむく、ころころとしていて私は大好きですが、なかなか家の近所でお目にかかることはありません。2004年の夏から秋はアシナガバチやスズメバチをたくさん見かけました。猛暑続きで、天敵も都会にはいないからなのかもしれません。これから少しづつ蜂のことを知ろうと思います。

posted: mitsubako at <18:24PM>