秋田雪見たび その4

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初めての冬の湯治場は思い描いていた風景そのものだった。いや、それ以上だった。屋根から地上に突き刺すつららは冬の象徴だと思っていたが、春に向かう兆しなのだということに気がついた。つららを無性にこの目で見たかったわけは、自然と重力が織りなす仕事の結晶だったからなのかもしれない。
朝の温泉は古ぼけた小屋のすきまから差し込む光りが美しく夢のようだった。裸のまんま思わずカメラを向けた。

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