みつばちの木箱,トップページ みつばちの木箱,トップページ
Story Box
journal
copyright
赤土と石ころの振動が体を通りぬけていく
追い風に乗せられて走れば
空っぽの地平も時速21kmで蘇生する
 
 
ニリンソウ タイマグラを走る(2005.05.02-06)一日め 二日め 三日め 四日め 五日め
 
東京で、ある日友人に勧められて、『タイマグラばあちゃん』というドキュメンタリーフィルムを見た。タイマグラというカタカナの地名は、滋賀のマキノを通過した時と同じように、妙に気をひくのだった。早池峰山はかねてから見たい山のひとつであった。このフィルムの舞台とこのことが初めてつながった瞬間だった。そうして私は、自転車を久しぶりに輪行して岩手県の山奥へと向かった。盛岡からローカルの山田線に乗り、ゆっくりと初春の風景を楽しみながら峠をいくつも越えた。途中、マンサクの花が山々に咲いていて、そのやさしい色に気分が和らいでいくのを感るのだった。陸中川井駅で下車。静かな里の駅だった。ここから、小国川に沿って江繋の集落へとゆっくり自転車で走り出した。タイマグラまでの道程約20kmの登りをのんびり進むことにした。
タイマグラ タイマグラ タイマグラ

川井村
小国川の斜面から新緑が飛び込んで来る。

タイマグラ
登りに疲れ果てた時、漸く夕方の早池峰山を目にする。

タイマグラ
奥畑充幸・山代陽子主宰の山小舎フィールド・ノート
家屋にしみついた煤の香りが懐かしい。縁側でのんびり毎日過ごす。

タイマグラ タイマグラ

タイマグラ タイマグラ

タイマグラ
木の合唱。

タイマグラ タイマグラ タイマグラ

タイマグラ
夕暮れ時の薬師川。


タイマグラ
だいたいの位置関係。

**2005年の5月ゴールデンウィークとは思えない、人気のない山荘で過ごした日々は様々なことを話し、考え、分かち合う大切な時として私に大きな意味を与えてくれた。手を使うということが減ってしまった自分の生活に、もう一度何かきっかけと刺激が欲しかった。しかし、そんなことより、早池峰の鮮度の高い空気に、悩むことも考えることも無用だと知った。

ページのトップへ
blogmail