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| 湖畔の朝は漁で明ける。朝焼けに向けて船が走る。 |
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| そうすると、向こうの山は曙色にやさしくなる。 |
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| 浅瀬の目の前を漁師が行く |
| **2005年冬の琵琶湖を訪れた。明け方自転車を借りて湖畔へ下る。そうすると、遠くの方に少しだけ朝焼けが見えた。漁師が船を走らせて朝焼けに向かう姿に人の営みが見え隠れしている。この光景をいつまでも見ていたいと思った。できることなら、目に焼きつけたいと思った。静かに、穏やかに湖畔の1日がはじまり、そしてまた1日は終わる。山から吹きおろす強い風に、雲はいく度となく変化をして、湖面からの水蒸気で微妙な空模様を織りなすのに、ただただ心が奪われてため息ばかりつく自分が、寒さに震えて立っていた。 |
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