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赤土と石ころの振動が体を通りぬけていく
追い風に乗せられて走れば
空っぽの地平も時速21kmで蘇生する
 
 
果実のかおり(2004.06.26)
 
『森になん日も雨がふりました。太い木の幹の穴にはちの巣があります。たまっていた黄金色の蜜に雨のしずくが落ちて行きました。やがて雨がやんで、風が吹きました。木の葉が蜜と雨水の中に落ちました。雲が流れ太陽が出ると、靄の中で蜜と雨のしずくと木の葉が不思議なかおりを醸しだしたのです……。』
@酵母bar@パンの詩
天然酵母 庭にふらりとでてみると、木いちごの実が熟して小さな虫たちがその周りに集まっていた。ひと粒採ってみる。たちまち親指と人さし指、中指が赤紫に染まった。食べてみた。「すっぱい!」おいしそうに見えるすっぱい実を一体どうしよう。ためしにざるいっぱい収穫をする。
・煮沸したガラスビンを用意
・軽く水洗いした木いちごを枝葉のついたままビンに放り込む
・1回沸騰させて冷ました水を8分目まで注ぐ
・大さじ1杯のはちみつを入れる
・ふたをしっかりしめる
・1度だけ静かにビンを天地逆さにする
・あまり暑すぎない部屋のテーブルに置いた
翌朝見てみると、ビンの中でぶくぶくと泡が上部にわきたっている。ふたを開ける。泡を放って空気を取り込む。そしてまたしっかりふたをして、明くる朝までほおっておく。次の日は静かに一度だけガラスビンを天地逆さまにしてからまたプシュっと抜ける泡を放つ。ぷーんと甘い木いちごのかおり。1日目、2日目、3日目……毎日同じことを繰り返す。第7日目スプーンで汁をすくって飲んでみる。甘酸っぱく発酵した木いちごの汁が口の中でシューっといった。果実と水とはちみつがゆっくり時間をかけてビンの中で熟成していく。ぶくぶくは一体なんなのか?さてはて、果実のかおり、これほどに魅了されるものはない。
木いちごの酵母
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