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●ボーンホルム美術館
1993年に開館した地方美術館。白い現代建築の内部はエンタランスから階下の展示空間に沿って水が流れている。天井や大きな窓ガラスから自然光がたくさん差込み、展示室はとても明るく開放的だ。四角い窓から見え隠れするこの土地の風景も建物や作品と調和して、生き生きとした美術館である。
絵画のコレクションは「ボンホルム派」と称した地元の画家たちで、Edvard Weie, Karl Isakson, Olaf Rude, Kaesten Iversen, Niels Lergaard, Oluf Hostなどが陳列されている。
カフェや中庭から岸壁を降りて岩場まで行ける散歩道がある。
URL www.bornholms-kunstmuseum.dk
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●美術館の中庭で友を想う
ボーンホルム美術館のカフェから中庭に出た。そこには鉄のオブジェが何本も立ちならんでいて、ずっと見ていると墓場に来たような気がした。そしてその場所がとても気に入った。私には何年も親しくしてもらった現代美術家の友人がいた。毛むくじゃらの熊のような風貌と繊細さと無邪気な子どものような心を持った作家だった。その友人は2000年の春に43歳の生涯を終えた。病は若い身体を急速に蝕んで行った。この錆びた鉄は頑強そうでありながら、脆く崩れ去ったその体を想い起こさせるのだった。時が流れても、友の死は素直に受け入れにくい。ここにきてやっと1人で追悼する気持ちになった。
コペンハーゲンから2時間あまりのシェラン島にギレライエというところがある。海をのぞむ丘にキルケゴールの記念碑が建てられている。
「真理とは、イデーのための生ではなくて何であろう」ギレライエ、キルケゴール、1835.08.01
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