北欧の国デンマーク。バルト海に浮かぶ岩盤の島へ渡る。
寒くて、短い夏の話
塩と青いガラス器
ボーンホルム島の塩はおいしかった。
純白で粒の粗い塩だった。甘みを含んだやさしい塩味だ。小さな青いガラス器に入れられていると塩なのに、もっと何か特別なものに思えるような美しさだった。
そっと人さし指につけてなめてみた。
薫製
島を歩いていると強烈な魚臭が鼻につく。
ニシン漁の盛んなこの地方では、ニシンのオイル漬けとここ、かしこに薫製工場が立ち並ぶ。海沿いの一軒に立ち寄ってみた。
脂ののった魚をそれぞれ独自のチップでスモークする。おそらく、暗く長い冬の島の保存食のために重宝されてきた技法だろう。
草庭に点在するテーブルとベンチに地ビールと出来上がったばかりの薫製を運んで食べる。
薄いライ麦パンの上にバターを塗って、薫製の魚の身をほぐしてからパンの上にのせる。付け合わせの野菜をスライスしてその上にのせ、さらに卵黄のソースをかけてからチャイブを散らす。それを切り分けながら口にするオープンサンド風の食べ方が定番だ。
力強くてくせのある味なのだが、塩加減と魚の脂のジューシーさがたまならくビールとよく合う。
気がつくとわたしも全身スモーク漬けになっていて、燻しだされたような臭いは数日間、消えなかった。
back
|
prev
SAS
コペンハーゲン国際空港
ボーンホルム島
Ronneの街
島の風景
塩と青いガラス器
薫製
畑の先の海
ボーンホルム美術館
美術館の中庭で友を想う
オルフ・ホスト美術館
彫刻家 INOUE junichi
白い円筒教会
ハマースフスの城跡
ルイジアナ美術館
デンマーク王立図書館
アルネ・ヤコブセン 100 ar
オーデンセの街へ
アンデルセンの生家
ふたたびコペンハーゲンへ
お母さんの家
デンマークいろいろ
photo collection